親子で日本語奮闘中☆海外田舎子育てブログ

がんばらないけどあきらめないをモットーに続ける日本語家庭学習のキロクです!

バイリンガル作文力

日本では、夏休みの宿題で読書感想文が定番ですが、こちらで読書感想文の宿題は、まだ見たことがありません。学校から自分のレベルに合った本を持って帰ってきて読むBook in a Bag Home Reading Programという宿題はありますが、読み終わったあと、面白かった。難しかった。簡単。好き。好きじゃない。の一言を書き込むだけです。

そんなことから、ふっと日本語で読んだ本の感想文を夏休みに書いて見たらどうかな。と思い、書く力について調べてみました。

 

すると、とても興味深い報告書を見つけました。

トロントにある日本語補習校の生徒さんの日英作文力についての実態です。

 

バイリンガル作文力とは

バイリンガル作文力と家庭のあり方

海外で高度なバイリンガル書き言葉をどう育てるか

 

自分の子どもの状況と合わせ読み、今の我が子の日本語力に合点がいきました。

 

まず、聞く力。つぎに会話力。そして読む力が上達し、一番長く時間がかかるのが、書く力です。これは、早期イマージョンに通っている子どものケースでも同じことが書いてありました。聞く力と読む力は母語話者レベルもしくはそれ以上になることもありますが、話す力と書く力は、母語話者レベルもしくはそれに近付くと言われています。

書く力が、簡単には身につかないことは、私の英語力に当てはめて、その通りだと実感。ローマは1日にして成らず。。。

 

報告書によると、書く力をつけるためには、日本語でも英語でも書く頻度が高いと、日英どちらの書く力も強化されるそうです。

8歳から11歳未満の子どもの場合、日本語と英語の二言語が互助的あるいは相互依存的関係が強まる段階にあたります。日本語、英語どちらでも書く習慣をつけることで、バイリンガル作文力にはプラスに働きます。また、この二つの言葉が足を引っ張り合うのではなく、共に強め合いながら育つ状況が見られるそうです。

どちらの言葉も大事!という親の姿勢はとても重要で、読み書きのできるバイリンガル育成には欠かせない。とのこと。

また、漢字力には、親が子どもに英語を使ったり、子どもが親に英語を使うことはマイナス要因となるそうで、日本語環境を長期に渡って作り出すことが必要。と書いてありました。

 

分かってはいるけれど、マイナス要因になることをやっていたり、親の負担になりそうなことを避けている自分に喝!親の姿勢が大切なんだと改めて痛感させられた報告書でした。

 

そこで、日英の二つの言葉が持ちつ持たれつの関係を利用して、日本語にこだわらず、英語で書く習慣をつけてあげたいと思い、日記を始めようと思います。

 

1年生の頃に、短い交換日記をしたことがありました。日本語で私が書いた文を読んで、丸をつける。日本語の質問に答える。日記というよりも、手紙みたいなやりとりでしたが、読むこと、返事を日本語で書くことが億劫になり、長く続きませんでした。

 

長い夏休みがもうすぐ始まるので、夏休みの2ヶ月間、この交換日記スタイルを再開しようと思います。私は日本語で書いて、子どもが英語で書いても良いし、子どもの英語で書いた文に私が日本語でコメントする。日英混ぜてみるのは、私たちには、良いアイディアかもしれません。どうなるか。。。少し楽しみです。