親子で日本語奮闘中☆海外田舎子育てブログ

がんばらないけどあきらめないをモットーに続ける日本語家庭学習のキロクです!

クリスマスとサンタクロース

今朝、ラジオのクイズで日本で一番人気のあるクリスマスの食べ物は?っていう問題が出題されていました。

回答者は「寿司?」って答えたのですが、正解は「ケンタッキーフライドチキン☆」

回答者も出題者も、苦笑してました。

日本にいた頃は、ターキーなんて食べたことなかったな。チキンで十分クリスマス気分を味わっていたことを思い出しました。

 

先週末、担任の先生からメールが届きました。クラスで、サンタクロースはいるか・いないか?で子供達が揉め、サンタを信じる子供達がすごくショックを受けたらしく、子供の中でサンタの存在を信じていない場合は、それを口にしないであげて欲しい。という内容でした。うちの子も、去年あたりからちょっと疑い始め、今年もかなり疑った感じでサンタクロースに手紙を書いていました。

疑いを持ち出したのは、お願いしたプレゼントと違うプレゼントが来たからで、今年もお願いしたプレゼントが来なければ、サンタクロースはいない!と宣言しています。

夕ご飯を食べながら、クラスでサンタクロースの話が出たらしいけど、どっちの意見だったの?と聞いてみると、すぐにサンタクロースはいない!と思う。と言い出しました。エッ?でも手紙書いてたし。。。

話をよく聞いてみると、どうもうちの子がクラスでサンタクロースはいない!と言い出した張本人らしいのです。本人曰く、いないかもしれない証拠を挙げただけで、いないとは言っていない。

それで、学校の先生から来たメールの話をした途端、急に元気がなくなり、自分の部屋に閉じこもってしまいました。

自分のことが発端で、先生がみんなの家にメールしたことがショックとのこと。

私は、これをとてもよい教訓だと思いました。自分の言葉で傷ついた友達がいることに気づけたことは、良いことだと思うし、口は災いの元ということをしっかり覚えておいて欲しい。一度口から出た言葉をまた飲み込むことができなくて、私も失敗したことが何度かあります。子供の頃に、そういうことが原因で担任の先生に注意された苦い思い出もあります。

世の中には言っていいことと言ってはいけないこと。がある。今回の教訓をぜひ活かして欲しい。ご飯が食べられない、眠られないくらい心が悶々としたことを忘れないで欲しい。。。

 

夫婦で話し合った結果、サンタクロースからのプレゼントは今年も用意することに決めました。もう、信じる心がなくなってきているのであれば、本当のことを話す良い機会なのでは。と私なんかは思ったのですが、もう信じていないかもしれないけれど、サンタクロースの存在をあえて否定する必要はないのでは。という夫の意見を今回は受け入れることにしました。

 

そういえば、ずっと前にサンタクロースは本当にいるの?っていう女の子の気持ちに応えた新聞社の社説の話が絵本になった絵本を読んだことがあるぞ。

手元に絵本はなかったのですが、調べてみるとたくさん記事が出て来ました。

もう100年以上も前の投稿ですが、今でも十分に通じる話で、再び心が暖かい気持ちになりました。

目に見えない、自分の分からないことだからサンタクロースはいないのではない。

愛・思いやり・真心と同じようにサンタクロースは存在する。

本当に大事なことは目に見えない。これは星の王子さまだけど、何にでも疑いを持って接する自分は子供の頃の純粋な気持ちがなくなってしまったのかしら。。。

 

サンタクロースっているんでしょうか。

これをクリスマスが終わってから、一緒に読んでみようと思います。あとはうちの子がどう思うか。そして、来年のクリスマスに我が家にサンタクロースはやってくるのでしょうか。