フレンチイマージョン
子どもの学力とバイリンガルは繋がっているのか?そうでもないのか?
先日、うちの子の卒業式に参加しました。そこで卒業証書といくつかの賞を授与する生徒がいました。その人数を数えてみると、ちょっと驚いた結果が分かりました。
生徒の数は約80名。
そのうち18名がフレンチイマージョン・プログラムの生徒です。
英語クラスが3クラス。フレンチクラスが1クラスの計4クラス。
各クラス算数とアートの賞が1名ずつ選ばれ、その他、語学賞、音楽賞、成績最優秀賞やコミュニティで活躍した生徒にも賞が贈られました。
そして、成績上位者に贈られる賞があったのですが、全体で30%の生徒が受け取っていました。その30%の生徒のうち殆どがフレンチクラスの生徒で、またこの賞を取った生徒が何らかの別の賞を受け取っていました。
フレンチイマージョンの生徒は、英語クラスの生徒よりも成績優秀者が多いと言うことはなにかの記事で読んだことがあったのですが、それは親が子供をバイリンガルにさせたいと思うイコール教育に熱心、興味のある親が多いので、何らかの方法で子供をサポートしている。サポートできる環境を整えているからだとありました。
あくまでも一つの例なので、断言することは難しいとは思いますが、とても興味深い結果だと感じました。
これからもフレンチを続ける生徒はクラスの半分で、残りの半分の生徒は英語プログラムの高校へ進級するそうです。1年生の時からほぼ同じメンバーだと思っていましたが、名簿を見ていると約10名ほどの生徒が途中で英語クラスに変更していました。いつのまに!?
イマージョン・プログラムを卒業した生徒は、ネイティブ並の会話はできるようになるようですが、日本語と同じく使わないと忘れていってしまうそうです。どんな言葉でも使わないと忘れてしまうんですね。長い時間をかけて身につけたフランス語や日本語。忘れないように、どんどん使って欲しいものです。