親子で日本語奮闘中☆海外田舎子育てブログ

がんばらないけどあきらめないをモットーに続ける日本語家庭学習のキロクです!

今日は復習

じっくり取り組む時間がなく、今日は復習のみ。以前は、とにかく先に先に進めるやり方でしたが、子どもと私のペースに合わせて進めることに何も問題ないことに、最近気づきました。もっと、早く気づけばよかったのに。。。

 

9月から練習している16文字の漢字を、頭に入りやすいかな。と思い胃腸と残念の熟語ふたつ。しんにょう仲間の選ぶ、辺り、達人の達、連続の連。力仲間の苦労の労、努力の努、成功の功、協力の協、勇気の勇、加奈陀の加。そして愛と脈。合計16文字。

 

1度目は、私が読みながカードを机に並べた後、子どもが一人で漢字を読む。この時は、とにかく目一杯暗記をしているので、16文字中14文字が読めました。これでは、本当の実力が分からない。と思い再挑戦!ここでちょっとブーイングが出ましたが、実力を知るためと強引に2回戦へ!

思っていた通り、ヒントなしで読めた漢字は10文字。2回目とも読みが出てこないのが、辺と選ぶ。選ぶは、ちょうど選挙の話をしていたので、わかるかなって思いましたが、全くダメ。。。アイスクリームを。。。おでんの具を。。。分かりそうで、出てこない。。。アイスクリームを買う!確かに買うけど、でも、その前にすること!何度もこう言うやり取りを繰り返し、ようやく『選ぶ!!!』

 

2回目に読めなかったのは、苦労の労と成功の功そして胃腸。胃腸はいつなんとなくわかっている風だったので、今回読めなくてちょっと不思議。

 

こうして読みの練習をすると読めていても、続けないとすぐに忘れてしまう。そのためには、ゲームや読書なんかで読む機会を増やさないといけない。とわかっているのですが、学校の宿題や習い事で、バタバタ。日本語の時間がついつい後回しになってしまい、疲れた。眠たいだの言われ、1日が終わってしまいます。

宿題が少なかった頃に、もっと日本語やっておけば。。。なんて思っても後の祭。その時はその時で、やっぱり何か理由をつけて、ゆるい日本語にしたのは私の選択。

読み書きのハードルは本当に高い。でも、いきなりそのハードルを越えることはできないので、基礎練習をとにかく続けるのみ!

 

 

 

 

世界共通 お母さんの小言

歯磨きしてね!着替えてね!忘れ物はない?の小言を毎朝言っています。

最近は、季節の変わり目ということもあり、服装についてのバトルが絶えません。

最高気温は12度で、しかも雨が降ってるのに、半袖半ズボンで登校しようとします。日中の寒暖の差がひどく、朝は上着が絶対必要。なのに、私が言わないと上着をいつも忘れています。友達と走り回ると暑いから。それが彼の理由。だから半袖で十分。

 

今日、近くの顔なじみのお店の店長さんとこの話で盛り上がりました。

元気?と聞かれたので、毎朝服装のことでバトルしている話をしたら、

「私も、毎朝上着の確認。長袖着てね!って嫌っていうほど言ってたけど、もう言うのやめたの。風邪引いたら、それは自己責任。」って笑いながら話してくれました。

 

確かに、子供が風邪を引いて、やっぱり長袖がいるとか、上着は必要って思わないと、結局何にも学ばないもんね。店長さんの言う通り!でも、家族のイベントや遊びの約束があったりで、もしここで風邪を引いたら、こっちの予定も狂ってしまう。。。って言う大人の事情がすぐに頭に浮かぶのも仕方ない。

 

店長さん以外にも、子どもの同級生のお母さんと話すと、我が子だけが手がかかる?!って思ってたことが、みんな同じと言うことで話がいつも終わります。

『あなただけじゃないわよ!うちもそうよ!』

最近は、特に口答えをしたり、親の話を聞かないことが多くて、反抗期始まった?って思ってたらどうも、周りの子供たちも同じ様で、言うこと聞かない!って昨日もママ友と話していたところ。

 

私が、日本人だから口うるさいのかな。って思っていましたが、ママがやかましいのは、どうも世界共通みたいです。日本人のママだからってことは基本的にないなあ。って言うのが最近の私の持論です。

 

 

今日の漢字『功と勇』

成功の功と勇気の勇。どちらも覚えて欲しい漢字です。

でも、お疲れ気味の子供には、私が熱心に説明しても、なんか上の空。

新学期に入ってから練習している中では、残念!連続空き巣事件!脈と達人の達が、頭に入っています。脈はハートビート、達人はマスターと英語と関連させて覚えているみたい。

 

2年生の復習は、遠いと近い。遠いが書きにくいようで、苦戦しているようだったので、私が見本を書いてなぞってみる?と提案しましたが、ノーサンキュー!私もわかっていますが、ついつい手を出してしまい、子どもの自尊心を傷つけること度々。。。反抗期は大事な成長の証とは、分かっていても、なんだかいつもイライラしている姿に付き合うことにこちらも疲れてしまいます。

 

 

続子離れの準備

先日、日本に一緒に行かない宣言をされてからも、踏ん切りがつかず

「日本のお土産何がいいかなあ?」「回転寿司で何を食べようかなあ!」

わざと子供の前で呟いてみたり、なんとか気を引こうとしてみましたが、全く効果は無しでした。そして、最終手段。。。

『今年はもう体験入学しなくていいよ!』

『じゃあ、日本行く!』

即答でした。。。

 

でも、学校行事に参加したいとか、他の国にも行きたいとか、もっと色々な経験したいとか。。。言ってたよね。

「うーん。別に』

 

敵の方が上手だったのか、とにかく学校に行かないとなれば、いつ行こうが、どの航空会社を使おうか、全く何もリクエストはないとのこと。。。

そんなに、日本の学校が嫌だったのね。

 

日本語を話すとか、漢字を覚えるとか、そういうことは嫌いではなくて、日本の学校の押し付け教育みたいなことが嫌らしい。挨拶は大きい声で!トイレは休憩時間に済ます。課題が終わっても他の子供ができるまで、椅子に座って静かに待つ。

 

私は、そういうことが当たり前だと思っていましたが、彼にとっては、挨拶は小さい声でも挨拶だし、トイレに行くタイミングはみんな違っているし、課題をやり終えたの後に席を立つことの何が問題なの?それを、先生に言うほどの度胸はないのだけど、ずっとフツフツと小さな不満が大きくなり、とにかくもう日本の学校には行きたくない。と言う結論に至りました。

 

私は、一体一時帰国に何を求めていたのでしょう。

今回、気づいたことは、日本語の上達、保持よりも日本の家族に会えないことの方が、ショックでした。長時間のフライトが辛い年老いた両親に、孫の成長を見せてあげられない寂しさ。家族と過ごす楽しい思い出を作ってあげる方が、体験入学よりずっと意味のあることなのでは。

 

今度の帰国は、とにかく楽しい!思い出をいっぱい作りたいと思っています。それでも、日本に行きたい。って思ってくれることはあと数年だと覚悟しているので、それまでは、良いイメージを持ち続けて欲しいな。

  

 

 

今日の漢字『加・協』

今日は学校で疲れて帰ってきたらしく、なんだか不機嫌。

それでも、おやつを食べて、日本語の流れにはのってきました。

4年生の漢字は、加奈陀の加。そして協力するの協。さすがに加奈陀には、食いついてきました。協力は、協力して掃除をする。協力してくれたので、早くできました。など例文を言ってみましたが、ピンっとこず。。。力を合わせること!だから力が3つもあるでしょ!実は、私も今日改めて協力の漢字に力のなんと多いこと。と気づきました。

 

今月に入って一緒に読みの練習をした漢字の復習では、やっぱり辺と選ぶが出てこない。なんとか、頭に入る例文、熟語がないものかしら。。。

 

2年生の漢字もこの調子で進めば、今年中には終わりそう。でも、ただ書いてるだけで、一つの漢字に一つの読みが精一杯。このまま3年生の漢字ドリルの復習に進んで良いものかどうか。。。

 

今日のうんこドリルの漢字は、前と後ろ。前は、前日とか午前になると読みが怪しい。ちなみに前日っていつのことかわかる?今日は水曜日だったら前日は何曜日?

簡単に答えられると思ったら、まさかの月曜日!という答え。今日が水曜日なら前日は火曜日。月曜日前々日だよ!それをきちんと教えようと思ったら、すでに机から離れていました。

名前を呼んでも返事もせず。

『おーい!』

 

バイリンガルの道はまだまだ長く、会話と同じように読み書きもできればいいけど、そうは問屋が卸さない!親子ともに努力と忍耐が必要だね。

 

ルイスと不思議の時計

『ルイスと不思議の時計』の映画を観てきました。

 

子供のリクエストで観に行きましたが、大人も楽しめる面白いファミリームービーでした。映画の前に、息子はオーディオブックで話を聞いていましたが、映像で観るのと違っていたようで、ある場面では、顔を覆って指の隙間から覗いていたり。。。怖い話を読んだり聞いたりするのは好きですが、映像となると刺激が強かったかな(笑)

 

私たち家族は、映画化された読み物は先に読んでから。と決めています。登場人物の顔や背景を想像しながら読んだ後に、映像化されたキャストと照らし合わせます。当たらずとも遠からず。今回、私は原作を読んでいませんが中々良いキャスティングだったのでは。

 

監督が話しているように、日本映画の影響がちょこっと出てきます。着物をジャケット風に来ていたり、不気味な人形達の中の一人が日本の鬼の顔をしていたり。

映画が終わってから、鬼の顔に気づいてた?って息子の方から聞いてきました。

日本文化とは縁遠い地域に住んでいますが、こんな風に小さな日本に気づいてくれることを嬉しく思います。

 

映画は飛行機の中で十分!と思っていましたが、久しぶりに映画館で映画を観て、もっと映画館に行かなくては!と新作映画情報をチェックし始めました。

 

イソップ童話『ありとはと』

今日は日本語の日。そして今日から新しい習い事を始めることにしました。

レッスン終了後、スーパーに寄り道して家に帰ると、思っていたよりも遅くなり、そこから夕食準備を始めると、一緒に日本語をする時間が取れません!しかも、夫が仕事が終わったらすぐに出かけるから、すぐに食べられるようにハンバーガーを作って欲しい。とのリクエスト。

 

息子は、帰ってきたらいつも通り、ゲームをしておやつを食べて。。。

すると、夫から家に帰る時間がないからハンバーガーを職場にまで持ってき欲しいとのこと!

とにかく、私と子供の夕食は後回しにして、車に乗ってハンバーガーを届けることに。

その前に、

「今から、車の中で、日本語の本を読むか、ご飯食べてからいつも通り、4年生の漢字とうんこドリル。どっちがいい?」

「本読み!」

 

そういう訳で、車の中でイソップ物語集から自分で選んだ『ありと鳩』を声を出して読み始めました。最初、私は『ありとキリギリス』の話を読んでいると思って聞いていたので、鳩が出てきた時に頭の中が???

なぜ、鳩が?しかも、息子はノリノリで舞台で演技でもしてるかのように、泣いたり大きな声を出したりしています。

「これ、ありとキリギリス?」

「違うよ!ありと鳩!」

 

ひらがなが主なイソップ物語のショートストーリー集。息子にはちょうど良いレベルでは。と思いとっさに選びました。本人も喜んで読んでいる風だったので、読み終わった後、褒めて褒めて終わりました。

 

っが、帰ってからもう一度この本を開いて読んでみると、息子が随分自分流に解釈して読んでいたことが分かりました。話の大筋はあっていますが、細かいセリフや描写の文章を全部無視していたことが分かりました。あの、大げさな演技は、これを悟られないための作戦?!

可笑しくて、思わず思い出し笑い。今までにも、一緒に音読していると自分の言葉に変えて読むことはあったので、不思議ではありませんが、このセンスをどう捉えていいのやら(笑)

しばらく、気づかないふりをして、また本読みを勧めてみようと思います。