親子で日本語奮闘中☆海外田舎子育てブログ

がんばらないけどあきらめないをモットーに続ける日本語家庭学習のキロクです!

No more school!!!

 

毎回、学校から成績表をもらって帰ってくると真っ先にフランス語の成績を確認してしまいます。そしていつも評価は同じなのだけど、『読む』と『聞く』力が『話す』と『書く』力よりも良い。

これは、イマージョン教育について調べた時に知ったことだけど、早期イマージョンプログラム(JK〜G8)を受けた子どもたちのフランス語力を調べた結果、『読む』『聞く』力はネイティブレベルもしくはそれ以上。『話す』『書く』力はネイティブレベルに近づける。と書いてありました。だから、うちの子はこのデーター通りで、特にフランス語に優れているとか偏ったフランス語にはなっていないようです。

 

そこで、うちの子の日本語力を考えると、先の結果と同じではないのはなぜ?明らかにうちの子の日本語は『聞く』『話す』の力が『読む』『書く』より強い。

 

以前に読んだ文献に書いてあったことを思い出し、もう一度見直してみました。

 

継承語の場合、家庭使用がベースのため、聞く力が一番発達する。その聞く力と比べると話す力は極度に低く、さらに読み書きの力は弱くなる。

これもうちの子はデーター通り(笑)

 

当たり前のことだけど、学校のカリキュラムはきちんと『読む』『聞く』『話す』『書く』の4つの力が均等になるように考えられているのですね。それに、外国語として学ぶフランス語と親の言葉として習得する日本語のプロセスは全く違うもので、触れる質も量も同じではないことを考えると、日本語の得意不得意がフランス語と同じではないことは当然のこと。

 

そして、これはうちの子だけに限らず、書く力をつけることが一番難しい。前にも調べてみたけれど、やっぱり日本語の読み書きの時間が圧倒的に少ないことが原因のよう。それでも、英語力が日本語力を助けられるのだけど、単純に英語で書いた文章をそのまま日本語にスライドしてしまうみたいです。そうなると、文章的にちょっとおかしくなってしまうのも仕方ないのかな。英語と比べるとかなりゆっくりのスピードだけど、それでも日本語で書く力は伸びていくらしい。それを知って、少し安心!

そして、書くことは伝えること。コミュニーケションの大事なツール。自分が興味のあることを誰かに伝えたい!伝えることが楽しい!そういう気持ちになれる環境作りから始めなくては。書くイコール鉛筆を持って紙に文章を書く!って思っていたけれど、うちの子の場合、それがすごくハードルを高くしているので、メールやラインを活用するのもいいかも。

 

前に、この3つの言葉をどう捉えているのかを聞いてみましたが、うちの子の母国語は英語。自分にとって一番使い心地の良い言葉だそうです。そしてフランス語は学校で使う言葉。学校では英語もフランス語も使いますが、日常の生活で使うことは日本語と同じでほとんどありません。それでも、フランス語が2番目に楽な言葉で最後が日本語と言われ、仕方ないよね。と思いましたが、最近心の変化があったようで、日本語が2位に浮上!私への忖度?!なんて思いましたが、確かに最近は頑張って私に日本語で話す時間が増えてきました。そういえば、寝言を日本語で言ってたわ!

 

さてさて、長い夏休みがやってきました。

良い思い出をたくさん作りましょう!